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《FEEL &RIDE IN TOKYO》開催!
乗車前点検、3回目の今回はブレーキのチェックです。
ブレーキの調整が不十分だったり、異常があるまま走行すると、
ブレーキをかけても止まれずに衝突して事故・けがのおそれがありとても危険です。
点検してブレーキがきかないなどの異常がある場合は、すぐに自転車屋さんで見てもらいましょう。
自転車の走行でブレーキはもっとも重要な機能です。必ず毎回乗る前に点検を行ってください。
ブレーキはよくきくか
①ブレーキのきき具合をチェック
ブレーキレバーを1/3程度引いたときにブレーキがかかり始めるか確認。
ブレーキレバーを半分以上引いてもブレーキがかからない場合は、ブレーキがきかなくなることがあり、とても危険です。
違和感を感じたらすぐに自転車屋さんで調整を受けてください。
②ワイヤのサビ・切れのチェック
ブレーキワイヤーには外側のアウターワイヤ、その中を通っているインナーワイヤがあります。
アウターワイヤが切れていないかチェック。
インナーワイヤにサビ・切れ・ほつれ、折れがないかチェック。
先端にあるインナーキャップが取れているとワイヤがほつれることも。
もしキャップが取れていたら、自転車屋さんで取り付けてもらいます。
ブレーキワイヤは消耗品です。異常がなくても2年に1回の交換が必要なのです。交換時期は自転車屋さんにご相談ください。
③ブレーキシューの当たりをチェック
真上から見て、ブレーキシューと車輪のリムの間隔をチェック。
車輪のリムとブレーキシューの間隔が左右同じで、ブレーキレバーを引いたときにブレーキシューがリムに左右均等に当たるか確認します。
ブレーキ本体に付いているブレーキシューが車輪のリムに当たったままになっていないかチェック
上の画像のようにブレーキシューが車輪のリムに当たってるのは、ブレーキの「片効き」という症状。
タイヤを回したときにブレーキから擦れるような異音がします。走りも重たくなるので、違和感を感じると思います。
ブレーキシューが車輪のリムからズレていてタイヤにあたっていないかチェック
ブレーキシューとタイヤが擦れたまま走っているとパンクしてしまう可能性があります。
ブレーキシューが正しい位置になっていない場合は、自転車屋さんで調整してもらいましょう。
④ブレーキシューの減り具合をチェック
溝の残りが1㎜以上になっているかチェック。溝に小石などがはさまっていたら取り除きます。
ブレーキシューが摩耗して溝の残りが1㎜以下になっていたら、新しいものに交換しましょう。
⑤ブレーキ本体のチェック
キャリパーブレーキの左上に小さいレバーがあります。これは車輪を脱着するときに使うレバーです。
通常は下向きになっているので、もし上に上がっていたら下向きに戻します。
これでブレーキの点検は完了です。
今回ご紹介したタイプと違う自転車にお乗りの場合は、それぞれのタイプに合った点検を行ってください。
最後に注意点です。もし点検を行って異常や違和感を感じた場合、自転車の取扱説明書に書かれているところ以外は
絶対にご自身で調整しないでください。説明書に書いてあっても無理に行わず購入店か、修理対応が可能な自転車店にご相談ください。
次回は車輪の点検です!
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