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《FEEL &RIDE IN TOKYO》開催!
乗車前点検もいよいよ後半、4回目の今回は車輪のチェックです。
車輪の固定が不十分だと走行中に外れてしまい、事故やけがをおこす恐れがあり危険です。
乗車前に必ずチェックをしましょう!
・前輪・後輪の固定は十分か
・タイヤの摩耗・空気圧は適正に入っているか
①固定のチェック
自転車を持ち上げて車輪を上から強くたたいてみます。
車輪がズレたりガタついたりしてないか確認。
ズレやガタがあると、走行中に外れて、事故・けがをおこすおそれがあります。
②振れ・ガタ・回転性のチェック
自転車を持ち上げて車輪を回してみます。
スムーズに回転し、車輪に大きな振れやガタなどの歪みがないか確認。
③クイックレリーズハブ仕様車の場合はクイックレバーのチェック
クイックレバーにある「CLOSE」の文字が見える方向で、
正しい向きにしっかり最後まで閉じられているかチェック。
実際に手で最後まで押し込んでみて確認します。
位置はフロントフォーク、バックフォークに横から見てほぼ平行にそわせてください。
クイックレバーの位置が途中だったり、「OPEN」の文字が見える方向になっていると固定が弱く、車輪がはずれるおそれがありとても危険です。
クイックレバーを押し込む固さもポイントです。
レバーの反対側にあるナットで固さを微調整。
その後クイックレバーを閉じ込みますが、固定したときに手のひらが多少痛くなって、レバーのあとがつく程度の固さまで調整します。
レバーは必ず最後まで閉じ込みましょう。
このクイックレバー、何かのはずみで外れてしまうこともあれば、イタズラで外されていることもあるのです。
正しい位置を覚えておいて、乗る前に必ずチェックしましょう!
④スポーク・ニップルのチェック
切れ、外れ、変形がないか確認。
スポークやニップルに切れ、外れ、変形がある場合はすぐに交換を。
車輪が変形し、ブレーキと接触して転倒するおそれがあります。
1本くらい切れても大丈夫だと思いがちですが、1本でも切れたまま走行を続けると、他のスポークに大きな負担が繰り返し加わり、スポーク切れがおきてしまうことがあります。
スポークが切れた場合は購入店、または修理対応店舗にご相談ください。
⑤タイヤのキズ・摩耗のチェック
タイヤの下地にある繊維が見えるほどの深いキズがないか、
タイヤ接地面にある溝の模様が十分残っているか確認。
スリックタイヤなど、溝の模様がないタイプは下地の繊維が見えてきたら交換時期です。
⑥タイヤの空気圧チェック
タイヤの側面には推奨の空気圧が表示されています。
推奨の空気圧まで、十分に空気が入っているか確認。
空気圧が低いとパンクしやすく、タイヤの摩耗も早くなります。定期的に空気を入れておきましょう。
空気圧ゲージ付きの空気入れがあると、空気圧を確認しながら作業ができますよ。
車輪のチェック完了!
残すチェック項目もあと少し。
次回は変速・チェーンの点検です!
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